気がつけばもう今年も3/4が過ぎてしまった。
朝晩はすっかり涼しくなってきたし、ようやく秋が来たんだなって実感してる。
この数ヶ月は色々あった。
東京やら沖縄やらあちこち飛び回って就職活動をしてみたり。
塾講師のアルバイトをやってみたり。
翻訳のトライアルに挑戦したり、WEBを作ったりとフリーランスの道を模索してみたりもした。
今のところ、どれもあまり上手くいってない。
特に県外での就職活動のほうは、10社ほど受けて数社面接まで進んだものの採用に至らず。
今は資金的な問題もあったり、自分の中で再び地元思考が強くなってきたこともあり、県外での就職活動は休止中。
その中で所属していた大学の研究室の担当教員に相談にいった。
その助教授は、自分にある本を薦めてくれた。
その本のタイトルは、「ラッキーを掴み取る技術」。
この本は凄く興味深かったし、1ヶ月ほどかけて振り返ってみると、担当教員がこの本を通して自分に伝えたかったことが少しずつ理解できた(気がする)。その部分は後のほうで整理するとして、まずはこの本について簡単に紹介したい。
まずこの本が多くの自己啓発所と異なるのは、成功における「努力」と「運」のフォーカスの仕方にあると思う。
多くの本では、「運」は人間の手ではコントロールし難いものであり、また成功における運の比重も努力のそれと比べて大変に小さいものであるとするケースが多いように感じる。天才エジソンの残した「天才とは99%の努力と1%のひらめきである」という言葉に代表されるように、人間はコントロール可能でかつ比重の大きな努力にフォーカスを向けがちである。
一方で、この本は「運」にフォーカスを当てた本であるといえる。
具体的には、人事として千人以上と面接した経験を持ち、また毎年数百人と接し続けてきた筆者の経験から、同じような学力を有し、努力している人の間でも明らかに「運」に恵まれている人とそうでない人とに分かれることに着眼し、運に恵まれていると思われる人達に共通していると思われる特徴及び行動パターンを抽出・整理することに重きを置いている。
簡単に言えば、「運」とはある程度はコントロールが可能であり、「運」を引き寄せる行動パターンを知り、努力の方向を少し変えてみることで「運」を引き寄せて夢をかなえて幸せになろうよ、って話です。ってことで、「最近頑張ってるのにどうも結果がついてこないなぁ~、運がないなー」って思ってる人には間違いなくお勧めできる本です。
んで、この本を読んでみて特に印象に残ったところ。
それは、第二章の二節「ありのままの自分を出す」の部分。
ここではサブ項目として以下の点が上げられている。
・率直にありのままの自分を表現すること
・周囲の期待に応えようとしない
・感情は表したほうがいい
・知ったかぶりをしない
・「今、ここにいる」こと
・人によって態度を使い分けない
・「いい人」である事を恐れない
「ありのままの自分を出す」これはそうそう簡単じゃない。というより、自分の弱い部分も含めてさらけ出すのは本当に難しい事だと思う。自分は特にそういう防衛的な感情が強いのか、弱い部分を無意識に隠そう隠そうとしてしまうし。
でも、このことは就職活動の面接などでも結構大事な部分なんだと思う。
たとえば自分の場合、どうして前職を辞めたのか?という質問が間違いなく来るんだけど、そこで自分の本心を語れるようにならないといけないのかもしれない。就職サイトなどでは概して、「マイナスの理由ではなくプラスの理由を語りましょう」などのアドバイスがほとんどで、自分も今までそれを鵜呑みにしてきた。思えば数ヶ月という短期で離職した身で「キャリアアップの為・・・」などと語っても、誰がそれを信じてくれるだろう。むしろ自分が面接官だったら、本当の理由を隠されている気がして、それが大きな不安材料となり、採用に二の足を踏むことになるかもしれない。
可能な限り、自分に正直に、そして弱いところを含めて人にオープンに接することができるようになりたい。
これが、自分の当座の目標かな。
ところで、先日地元で臨時のSEの求人を見つけたので応募してみた。
年内一杯というすごい短い期間なんだけど、ちょうど資金も不足していたし、SEに限らず色々な職種を今のうちに経験しておきたいと思っているので、そういう意味では雇用期間が比較的短期でそこまで経験が求められない臨時の求人はありがたいかな。(んで1月にはちょっとした旅行でも行けたらいいな。冬の北海道でも行きたいなー!)
今出来ることをコツコツと、楽しみながら。
マイペースで生きていこう。
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